青果物の成熟を遅らせる包装
スマートフレッシュ技術(SmartFrese)の有効成分である1-メチルシクロプロペンは果実が熟成によって放出するエチレンと同様のものです。
これが大気中に拡散、果実のエチレン受容体と相互作用して、果実が貯蔵施設または冷蔵環境から出るまで一時的に成熟を抑える効果がよく知られるところです。
この物質を包材の中間層に配置することで、余分なコストを掛けること無く、活性エチレン抑制剤をいくつかの包装フォーマットに導入することができるのではないかと考えられています。
この場合、青果物から放出される水蒸気を介してガスが包装袋の中に放出されます。アメリカではブロッコリーの30%が流通過程で腐敗のために廃棄されています。
この抑制剤をうまく使用することができれば、年間約2.4億ドルの損失を防ぐことができるといいます。