リサイクルと包装用品について
現在、世界は循環型経済を目指しているといえます。包装材料の材料リサイクルの流れと並行して脱プラスチックへの動きが日増しに高まっています。マルチバリア特性を有する紙系包装材料がヨーロッパを中心に脚光を浴びています。日本でも、日本製紙が紙でできることは紙でのメッセージのもと、環境に優しい紙製バリア素材、シールドプラスを発表しています。世界的に著名な調査会社が、紙および板紙を対象とした機能性およびバリア性コーティングの需要は2016年から2022年にかけて持続的に成長しているとしています。紙・板紙ベースの機能性およびバリア性包装の世界市場の需要は2016年の1億7200万トンから2022年には2億1800万トンに達すると予測されています。これは発展途上国・地域の需要の増加があるからといわれています。