青果物鮮度保持ドリップシート
食品、青果物の鮮度保持をすることは、廃棄ロス削減につながります。密封された青果物容器底部に置かれた炭酸ガス放出機能付き吸水シートは、青果物の熟成と微生物増殖を抑え、廃棄ロス削減してくれます。イギリスの最大手小売業のテスコは、このシートをトマトになどに応用して鮮度を2日間長持ちすると、消費者にアピールしています。このドリップシートは、野菜から出るドリップを吸収してくれます。それと同時に、化学反応によって炭酸ガスを容器内に放出することができます。炭酸ガスには、イースト菌やカビの増殖を抑える働きがあります。この技術を青果物の輸送用コンテナに応用して、コンテナごとMAP環境にするようになりつつあります。アメリカでは、青果物の熟成を早める放出エチレンガスの吸収機能を持ったポリ袋やカートリッジが市販されています。